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35歳・学校職員が「尖るように張り出した肩」を披露し東京の階級別コンテスト優勝 

宮下明菜選手6月2日(日)、東京・北とぴあにて『第38回東京クラス別ボディビル選手権大会』が開催され、宮下明菜(みやした・あきな/35)選手が女子フィジーク158cm以下級で優勝した。

【写真】「なんだこの肩は!」宮下明菜選手の尖るように張り出した肩&全身ショット

昨年の東京選手権大会で、女子フィジーク競技者としてデビューした宮下選手。筋線維の立体感が美しく、その肩の張り出しは芸術的だ。

「去年の自分を超えることを目標に掲げ、1年間、トレーニングに励んできました。去年の大会で感じ取った、自分の競技に対する考えの甘さや、準備不足に感じた点を、少しでも克服できるように頑張ったつもりです。取り組みの結果が、優勝という形に結び付き、とても嬉しく思います」

宮下選手のトレーニングのきっかけは、ダイエット目的だったという。

「学校職員として働いているので、身体が資本。健康管理が欠かせません。最初はダイエット目的で、近くのジムに通い始めました。続けているうちに、だんだんと体を鍛えるのが楽しくなってきたのです。ちょうどそのころ、競技の存在を知りました。競技に出場し、良い成績を収めることを目標に、全力で取り組むことにしたのです」

多くの人から褒められることの多い肩は「週に1回鍛えている」という宮下選手。

「トレーニングは週に5回、1時間半から2時間ほど行います。毎回行う種目は特に決めておらず、その時々の体調に合わせて選ぶスタイルです。高重量を扱う日も、低重量で回数を増やす日もあり、今は色々と試している途中ですね。こだわりは、しっかりと効かせることを意識してウエイトを扱うことです。今は、去年から指摘されている弱点の脚と背中を強化中です」

多忙な学校職員として働く宮下選手は、「有酸素運動は、ほとんどしない」と話す。

「減量が間に合わなくなりそうであれば、気分転換も兼ねて、30分~1時間ほど走ることもあります。でも、なかなか有酸素運動をする時間がとれないので、日頃の日常生活による身体活動や、ジムでの筋トレで消費カロリーを稼ぐことが多いですね」

宮下さんは、群馬県玉村町のジムDream Fitness Labの千束正彦先生に全幅の信頼を置いているという。

「千束先生には、競技者としての心構えやトレーニングへの向き合い方など、精神面もサポートしていただきました。千束先生のおっしゃる『丸い筋肉で、女性らしいフィジーク選手の身体』を作りあげることが、今後の目標です。今年は日本選手権に挑戦し、ファイナルに残ることを目指し、頑張ります!」

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取材:山口夏織 撮影:中島康介

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