コンテスト mens

大谷翔平らと並び顕彰授章 メンズフィジーク世界王者に輝いた44歳が考える「40代以降のボディメイク」 

大島健一郎選手「マスターズ世代(40代以降) はどのようにボディメイクをすべきか?」

歳を取ると、若いときのようにガムシャラなトレーニングはしづらくなるもの。そんな中でいかにトレーニングをすべきか。2022年11月にスペインで開催されたIFBB世界ボディビル&フィットネス選手権にてメンズフィジークマスターズ40~44歳級優勝に輝き、さらに2023年には世界的な競技会で優勝した選手などに贈られる文部科学大臣顕彰者を野球の大谷翔平選手らと並び授章した大島健一郎(おおしま・けんいちろう/44)選手。メンズフィジーク選手として世界で活躍する大島選手が考える「40代以降のトレーニングで気を付けること」とは。(初出:月刊ボディビルディング2024年8月号)

【写真】世界優勝時の大島選手の絞りこまれた背中

■40代以前と以降での身体、トレーニングの変化
「トレーニングを始めて約10年ほどですが、身体に関してはトレ歴3~4年目以降は自分ではっきりとわかるような劇的な変化は感じていません。減量のやり方に徐々に慣れて大会へのコンディション作りの質は年々上がっていると思います。トレーニングに関しては、だんだん疲労が抜けづらくなってきている感じがあるので、積極的にオフを取るように意識しています」

■40代以上が身体を変えていく際に必要な考え方
「無謀な高重量を持ったりはせず、ケガをしないことを優先にトレーニングしています。種目にもよりますが基本10~15レップ(ベンチプレスは6~10レップ) で可動域を意識した丁寧なフォームを心がけています。1レップ1レップを意識することで大会での仕上がりに影響してくると信じています」

年齢を重ねるにつれ、疲労感は抜けづらくなっていくもの。その状態でのウエイトトレーニングは、積極的に休養を挟み、身体に疲労を溜めこまないよう注意すべきだ。また、若いころのように重量を追い求めすぎるのではなく、丁寧なフォームでできる重量で実施する方がベター。必ずしも高重量を追い求めなくとも、カッコイイ身体を作ることは可能だと大島選手は証明している。

本記事を掲載している『月刊ボディビルディング2024年8月号』のご購入はamazonが便利です

次ページ:世界優勝時の大島選手の絞りこまれた背中

取材:FITNESS LOVE編集部 撮影:East Labs Photo Team

次のページへ >


-コンテスト, mens
-, ,