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高校生のときにMAX105㎏だった25歳がバキバキの背中に激変 コンテスト翌日、同い年の女性とゴールイン

福田大貴さん「小さいころから太っていて、高校生のときにMAX105㎏ありました。高校の卒業旅行で友達とUSJに行ったんですが、お腹につっかえてジェットコースターの安全バーがおりなくて……。すごく恥ずかしかったのを覚えています」

【写真】福田大貴さんのゴツゴツした背中&before写真3ショット

穏やかな声で、福田大貴(ふくた・ひろき/25)さんは過去の苦い思い出を話してくれた。現在の彼の体重は約60㎏。JBBFのメンズフィジーク168cm以下級の選手として大会に出場している。

小学2年生から高校3年生まで剣道をしていたが、体型はずっと太ったままだったという福田さん。体重が重いと動きが遅くなるため監督からも「痩せろ」と言われていたが、食べることが大好きでなかなか痩せることができなかった。

中学生から自炊をするようになり、食べたいときに食べたい分だけ食事をする。毎食ラーメン丼にご飯2杯に揚げ物、そして小腹が空いたらカップ麺を食べる生活だった。そんな彼がダイエットを意識するようになったのは、社会人1年目のとき。

「105㎏だったころは、毎日6000kcalくらい摂っていたと思います。高校卒業して働き始めて、仕事の忙しさでご飯を食べずに寝ることが多くなりました。摂取カロリーが減ったので、人生で初めて痩せたんです。そしたら『モテたい!!』と思うようになって。自宅で運動を始めました」

高校の同級生からぶら下がり健康器を譲ってもらったのを機に、懸垂にチャレンジ。しかし最初は1回も身体が持ち上がらなかった。これに火がついた福田さんは、それから毎日懸垂を行い、ランニングも開始。

1回もできなかった懸垂がどんどんできるようになり、回数が増えるごとに体重は減少していった。自宅でのトレーニングと有酸素運動で35kg減量し、60kgになったときに彼女ができた。

「モテたい」という願望は叶ったが、「このときは脂肪が落ちただけで、筋肉がない身体だった」と話す福田さん。住まいの近所にフィットネスジムがオープンしたのがきっかけで、同僚と入会し上半身を鍛え始めた。

「最初は腹筋や背中を中心に行っていました。身体つきが変わるにつれて、大会を意識するようになり、胸や肩もやり込むように。肩に浮き出た血管を見たときは、ええ身体になったな、と自分でも思えるようになりました」

痩せただけでは芽生えなかった自信が、筋肉が育つことによってついてきた。堂々と人と接することができるようになり、共通の知り合いの紹介で出会った同い年の女性とゴールイン。

婚姻届を出したのは6月1日(土)に開催されたマッスルゲートの翌日。福田さんは同大会の激戦区・メンズフィジーク168cm以下級に出場し、ピックアップ審査で敗退したものの、幸せそうな声でこう話してくれた。

「筋トレをしていて、一番良かったのは結婚できたこと。競技のことを良く理解してくれていて、一緒に遊びに行く感覚でジムへ行ったり、同じ食事をしたりとありがたい存在です。7月の大会が終わっても、前撮りや結婚式を控えているのでええ身体を維持していきます!」

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取材:小笠拡子 撮影:北岡一浩 写真提供:福田大貴

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