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減量で有酸素運動は必要? ボディコンテスト出場選手300名が回答

減量やダイエットと言ってもその方法は様々だ。発売中のウエイトトレーニング専門雑誌『IRONMAN2024年7月号』では減量の選択肢という特集を組んでいる。ボディコンテスト『マッスルゲート』に出場している選手300名(男子215名、女子85名)にアンケート調査を実施し、減量に関する7つのトピックを挙げている。

7つのトピックは『減量期間』、『減量幅』、『有酸素運動』、『チートミール』、『カロリー計算』、『サプリメント』、『オンとオフのトレーニングメニュー』だ。本記事では有酸素運動をする派、しない派の意見を紹介する。

有酸素運動する派 回答率:男子73.5% 女子:80%

ほとんどの選手が有酸素運動する派に属しており、意見としては「消費カロリーをアップさせるため」、「食事量を減らしたくないから」と摂取カロリーを抑えずに消費カロリーを稼ぎたいという意見が目立った。

内容としては、「40分程度ウォーキングしています」、「疲労感が残らない程度(20分から40分) にエルゴメーターや散歩で実施します」、「エアロバイクで、AppleWatch を使って心拍を計測しながら正確に行います」など軽強度の運動でやり方は様々なものがみられた。

マッスルゲートアンケートとは別にJBBFのトップ選手の意見も掲載されており、2023年日本ジュニアボディビル選手権オーバーオール王者の榎田大人選手は「有酸素運動を取り入れた方が身体の絞れるスピードが早く、急激な仕上がりが感じられる点はメリットです」とした上で、「減量で大切なのはトレーニングの質を落とさないことです。体力がない場合は、減量時の有酸素運動の実施は個人的にはお勧めしないです」と必ずしも全員にお勧めではないという意見だ。

有酸素運動しない派 回答:男子26.5% 女子:20%

少数派となった有酸素運動しない派の意見を紹介すると、「心身共にさらに疲労が積み重なるとトレーニングの質が著しく下がる」、「有酸素運動で疲れてしまい、本質であるウエイトトレーニングに身が入らなくなってしまう」と体力面の影響からトレーニングの質を気にする意見が目立った。

他には、「有酸素運動を行ったことで体脂肪率は減少しましたが、同時に筋肉も削げ落ちた感覚があったから」、「元の筋量が少ないので、少しでも筋肉を削らないため」と有酸素運動で筋肉が減ってしまうことを懸念した意見もみられた。

2023年神奈川県ボディビル選手権王者の大久保恵介選手は「有酸素運動を取り入れたシーズンは、絞れるペースは早かったのですが、活動時間での倦怠感や睡眠の質の低下を大きく感じました。それに伴い、筋肉の張りを感じなくなり、トレーニングのパフォーマンスも下がることに気がつきました」と筋肉への影響から行わないという意見。

一方で「有酸素運動なしだと最後の一絞りが厳しかったり、減量期間を多く取る必要があったりというデメリットはあると思います」と有酸素運動を行わないデメリットを提示した。

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