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32歳が健康美コンテストで準グランプリ “よさこい”仕込みのステージングで魅せる

大西真理さん「ステージに立つのが大好きなんですよ」。笑みを浮かべて話すのは、大西真理(おおにし・まり/32)さんだ。今年でコンテスト出場歴は6年になる。2024年の初戦を飾ったのは、5月12日、岡山県倉敷市で行われたベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2024岡山大会』。同大会のレディースクラスで見事、準グランプリに輝き、今後は6月の神戸大会、10月にある地方大会、そして日本大会に出場予定だそう。

【写真】大西真理さんのピンクのビキニ姿(全身)

「ライトを浴びて、みんなから注目してもらえることが楽しいんですよ。その原点は、学生のころからしていた、“よさこい”にあるのかな、と思います。日々の練習で積み重ねてきた踊りを舞台で表現する、そのひと時が幸せで。社会人になっても続けていたんですよ」

学生のころは踊りのセンターポジションを担っていた大西さん。しかし、社会人になってからは仕事によるデスクワークが増えて、身体を動かす機会が減り、俊敏な動きができなくなっていった。一方で、よさこいのチームには毎年若い学生たちが入ってくる。ポジション争いで負けるようになってしまった。

“年齢”を若返らせることはできないが、パフォーマンス力を上げることは可能だ。自分の技術をさらに上げるため、トレーニングを始めたという大西さん。同時期に、ベストボディのコンテストのことを知り、「せっかくトレーニングするなら、コンテストも一緒に出てみよう」と出場を決めたのだそう。

「トレーニングに励む前は、学生の子たちと比べたらおばさんだしな……と年齢を言い訳にしていたことが多かったです。でも、コンテストに出場するようになってから、同年代の女性がみんなキラキラしている。自分を知り、芯がある女性はこんなにも美しいのかと刺激をもらったんです」

コンテストのステージングが楽しい! そんな気持ちで最初は大会に出ていたが、3年目になると「オーラが足りない」というフィードバックをもらうようになった。この時期から「みんながつい目で追ってしまう選手って、どんな選手なんだろう」と、コンテストに向ける意識が変わった。

楽しいだけではなく、勝ち上がっていくために必要な学びがある。そう確信し、公式レッスンに頻繁に通うようになった。自分の身体の良さはどこなのか、どこを改善すべきか、そしてどう見せたらより輝けるのか。徹底的に自分を研究した。その努力もあって、4年目以降はグランプリを獲ったり、激戦区と言われたハイレベルなコンテストでも好成績を収めたり、と確実に結果を残せるようになった。

まさに継続は力なり。一気に躍進するタイプではなく、年々進化を遂げる選手なのだろう。特に今年は、“視線を集められるステージング”を意識しているという大西さん。「よさこいを合わせると、20年以上ステージに立ってきました。これからもずっと挑戦し続けると思います」と話す大西さんの声は力強かった。

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取材:小笠拡子 撮影:山口夏織

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