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外見より心を磨く いじめ、金銭トラブルから「ミセス・インターナショナル」コンテスト日本代表に 「諦めなければ道は開く」

北川杏奈さん4月30日(火)、ミセス・インターナショナル&ミズ・ファビュラスコンテストが行われた。このコンテストはまさに“英華発外(※)”。社会貢献を積極的に行っている人など、内面から放つ美しさを重視する。今回、世界で活躍する日本代表に選ばれたのが、北川杏奈さん(38)だ。彼女は、ミズワールドユニバーサル2024だけでなく、30代・ファビュラス部門でもグランプリを獲得。また、最もステージでのウォーキングが美しかった人に送られるベストキャット賞や、ベストフィットネス賞、ベストソーシャルメディア賞、そしてUTP賞、ギビラ賞と、出場選手の中で一番多く名前を呼ばれた。
※内面のすぐれた精神や美しさなどが表面に表れること

【写真】北川杏奈さんの美しい縦線美で魅せるレギンス姿

そんな北川さんだが、学生時代は困難な道ばかりだったという。

「小学生のころは身体が弱くいじめられていて、仲間外れだったり、話しかけても無視されたりしておりました。そして、高校生のときには父親がリストラし、私立高校を中退しました」

挫折しそうなときは、ある漫画の言葉を思い出し、諦めない心を持ち続けた。そして働きながら大学へ進み、大手証券会社へ就職することもできた。

「“諦めたらそこで試合終了ですよ。”当時読んでいた漫画、スラムダンクでの言葉に勇気づけられ、まずは働きながら勉強の遅れを取り戻しつつ受験勉強をし、大学に進学することを目標に頑張りました。大学進学後は、興味を持った経済の勉強をし、それを活かしながら正社員として安定した職を得ることを目標に大学生活を送っておりました」

幼少期にテレビで見たコンテストから、ステージに立つことに憧れていた北川さん。観客に向けて堂々とスピーチを披露した。

「夢を諦めてしまっている子どもたちに伝えたい。夢は必ず叶う!私のミッションは夢に向かって輝く子どもたちを増やしていくことです」

次の目標は6月に行われる世界大会だ。

「筋トレと、英語での面接対策、ウォーキング練習を頑張っております。日々の筋トレにプラスして、腸内環境を整えることが美と健康にかなり重要です。1日60gのタンパク質を1回15g以下に分けて取っていて、トレーニングをした後、1、2日間は筋肉を休ませています。たまに息抜きをすることも大切なので、『自分の癒しリスト』を作っています」

今の世の中の女性たちが輝くために、絶対に諦めないこと、前に進む強さを訴えた。

「伊藤桜子さん(ミセス・インターナショナル代表理事)のおっしゃる通り、女性はみんな輝く権利を持っていると思っております。しかし、誰かが何かをしてくれるわけではなく、全ては自分次第なんだと今回のコンテストを通じて強く感じました。自分が悩んでいても、他の人から見たら逆に羨ましいということもあります。客観的に見てみるのも良いかもしれません。そしてカバーする方法はいくらでもあるので、まずはマイナスな気持ちにならないことが一番大切だと思います。自分が諦めずに前に進み続ければ必ず道は開けてくると思います」

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取材:松本実奈美 撮影:中島康介

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