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ボリューミーなヒップを作り上げた55歳がボディコンテストでグランプリ獲得 順位にこだわり「円形脱毛症」になった過去も

加藤真弓さん「筋トレを始める前までは、猫背・巻き肩・反り腰の三拍子でとにかく姿勢がだらしなかったんです」

4月29日(月)に開催されたベストボディ・ジャパン主催の『モデルジャパン2024関東大会』のミス・モデルジャパン部門、クイーンクラスでグランプリに輝いた加藤真弓(かとう・まゆみ/55)さん。以前はだらしなかったという姿勢が、筋トレを始めたことで改善してきたという。

【写真】加藤真弓さんのボリューミーな背中とお尻

2019年からコンテストには出場をしているという加藤さん。大会出場の経験は豊富にあるものの、今シーズンは『結果にこだわりすぎず、レベルの高いところで勝負する』ことをテーマに掲げていた。

「今まではサッシュやグランプリを手にしたいという一心で地方大会にばかり出場をしていました。過去には順位を意識しすぎて円形脱毛症になったこともあって……。過度に順位に囚われていました。そしてそのせいで、レベルの高いところからも逃げてしまっていたんです。でも今は考え方も変わって。自分の目指す身体を実現した先に順位があると思えるようになりました」

トレーニングを始めるまではまさに『ザ・姿勢の悪い人』と言わんばかりの状態だったという。

「筋トレを始める前までは、猫背・巻き肩・反り腰の三拍子でとにかく姿勢がだらしなかったんです。でも今では、トレーニングやポージング練習をするようになったこともあってか、少しずつ改善しているように思います。週3回のジムトレーニングを中心に、月2回のパーソナルトレーニング、アライメント調整をするためのパーソナル、マシンピラティス、ポージング練習や公式レッスンの参加など、できることは全てやるつもりでここまできました」

大会出場に向けたトレーニングでは、背筋とお尻のボリュームアップを中心に全身を鍛えてきた。

「背筋では懸垂やラットプルダウンをメインとしたメニューをこなしてきました。肩が内側に入らないような意識は常に持っていましたね。本番では常に胸を張り、堂々としたステージングをする必要があったので、無意識にでも美しい姿勢をキープするためのエクササイズを行ったんです。お尻はスクワットやケーブル系の種目を中心にメニューを構成しました。これは、トレーニング全体に言えることですが、狙った部位へダイレクトに刺激を入れられるようなフォームを研究してきました」

まさに『トレーニング漬け』の日々を過ごしてきた加藤さん。なぜここまで継続した努力ができるのだろう。加藤さんを突き動かす原動力を伺った。

「とにかく日本大会でトップ10に入りたいという強い気持ちがあるからだと思います。今年は結果にこだわりすぎないことをテーマには置いていますが、私自身が納得のいく身体になるためにも、まだ努力が必要なのは分かっているんです。私は不器用なので、みんなのように一気に成長ができるタイプではありません。自分の成長スピードにもどかしさを感じることもあります。でも、そんな自分を受けれ、頑張ろうと強い意志を持ちながら継続する努力量は誰にも負けません!」

誰にも負けない努力量は加藤さんの自信に繋がるに違いない。そしてこの努力はいつか必ず花開くだろう。

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取材:池田光咲 撮影:夏目英明

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